>>179
戦車用の燃料の確保はもっと大変だろう。
戦前戦中の石油の生産能力は中東の油田地帯が無いあの時代だと、米国が最大の石油生産国だったし。
そもそもタイガー(ティーガー)戦車などという大飯食らいをどうにかするより、パンター系戦車をマトモに
生産・運用出来るようにする方が遥かにマシだよ。
「戦争は数だよ」って言う言葉は別段何処も間違っちゃいないんだ。

戦中にドイツは石炭液化技術を使って人造石油まで作り出して、ガソリンや軽油を作っており、
かなりの量の軍用燃料を自給出来る体制を整えつつあったが、それでも戦線の拡大に伴いその
燃料事情は極端に悪化してる。
仮にここで、エンジンが史実よりマシだとして多少のパワーアップが図れたとしてもM4やT-32はおろか
四号戦車にも劣る生産数しか無い重戦車を戦場に投入してもなぁってなる。
大体戦場での整備一つとってもティーガーはクソ仕様だったぞ、57トン(ティーガー1初期型)の重量を
支える足回りは重なり合った大型転輪で、しかも複合転輪なので野戦では泥などが詰まってトラブル
を起こしてたし、転輪し6個の取り付けネジで固定されていた(現場の整備兵からは極めて不評だった)。
無茶苦茶な代物を作るより、壊れてもどうにかなる80点主義な中戦車を大量に作る方が結果的には
平坦などにも負担をかけないもんよ。