>>859
> ベトナム戦争時代の海軍機だと空戦向きだったのはF-4とF-8だね
> 着艦速度を落とすため大きな主翼が必要で結果的に翼面荷重が小さくなり格闘性能が高かったってことだろうか?

それはあるが、それ以前の空軍戦闘機との違いとして、当時の空母航空団では攻守それぞれのために専用の機種を用意する考え方だったということ
つまり、空軍のように戦闘機をマルチロール化したり戦闘爆撃機にしたりして攻撃用に使用したりせず、
海軍はそういう攻勢用に専用の機体としてAナンバーの攻撃機を充てて、
Fナンバーの戦闘機は基本的に空対空のお仕事、つまり艦隊防空と攻撃部隊の掩護としての制空とを分担していたのが空軍と全く違う


>>861
> 空軍は戦闘爆撃機というより迎撃機しか作ってなかった印象

まあ冷戦真っ只中でソ連から核を積んだ戦略爆撃機が大量に飛んでくると本気で心配してた時代だからな

だが超音速の時代つまりセンチュリーシリーズ以降で空軍が作った迎撃機はF-101とF-102とF-106だけだぞ
他には一応は試作までは進んだYF-12があるだけ、F-103とF-108とは試作機すら完成せず

センチュリーシリーズ以降で空軍が作った他の戦闘機は結局は戦術戦闘機(小型のマルチロール戦闘機)か戦闘爆撃機になった
F-104でさえ最終的に戦術戦闘機としてマルチロール化されたし、F-5も同様だ
F-105、F-111は言うまでもなく典型的な戦闘爆撃機であり対戦闘機戦闘に関してはほぼ全くと言って良いほど考えられていない「戦闘」機

しかもその時代に生産され配備されていた空軍戦闘機の機数で言えば迎撃機よりも戦術戦闘機と戦闘爆撃機のほうが遥かに多い

そもそも空軍の当時の3軍団つまりSAC(戦略航空軍団)、TAC(戦術航空軍団)、ADC(防空軍団)の中では明らかにADCは味噌っかす扱いで
戦術戦闘機や戦闘爆撃機を独占的に運用するTACのほうが人員も予算も(そして戦闘機の機数も)ADCよりも遥かに多かった

だから君の印象は事実に全く反する
当時の(今もだが)アメリカ空軍は迎撃機よりも戦闘爆撃機や戦術戦闘機を遥かに多く配備していたし開発機種の数でも迎撃機よりも多かった