水陸両用車の操縦訓練を公開
06月11日 17時02分

島しょ防衛を担う陸上自衛隊の水陸機動団の訓練が南島原市の海岸で行われ、水陸両用車「AAV7」を操縦する様子が公開されました。
上陸作戦の専門部隊として去年発足し、佐世保市の相浦駐屯地に主要な部隊をおく水陸機動団は10日から、
南島原市の前浜海水浴場で水陸両用車「AAV7」の操縦訓練を行っています。
11日の午前中は、3台の水陸両用車とおよそ60人の隊員が参加して、
海から浜辺に上陸したり砂浜を速力を上げて走ったりする訓練を繰り返していました。

崎辺分屯地や相浦駐屯地以外の長崎県内で水陸両用車の操縦訓練が行われるのは去年の部隊発足後、初めてで、
訓練は13日まで行われます。

水陸機動団によりますと九州で自治体や漁協などの理解を得て訓練を実施できる場所は限られているということです。

水陸機動教育隊の佐竹貴匡第2教育科長は、
「現在はこの前浜海岸だけが訓練できる環境になっています。漁協や自治体などと良好な関係を維持する中で訓練をさせていただいています」
と話していました。

水陸機動団は、海水浴シーズンを避けて今年度は、あと2回この海岸で同様の訓練を行う予定です。