ファーウェイ、ZTEと並ぶ中国が真に誇る世界的エンジニアリング企業がDJIである。
2005年に中国版シリコンバレーと言われている深センで当時25歳のワン・タオによって創業されたDJIは
2015年に世界シェアの7割超を占める商用ドローン業界の最大手となる。
創業者のワン・タオは、父親に買ってもらった日本製ラジコンヘリコプターが墜落して悲しい想いをしたことから、安定飛行のできるフライトコントローラの開発を志した。
現在39歳であるワン・タオの資産は6300億円である。
2017年時点で日本政府の持つドローン330機のうち259機がDJIなどの中国製であることが報じられた。
アメリカ合衆国の警察ではDJIのドローンは自動識別や自動追跡が可能で高倍率ズームカメラを持つことから好まれ、
2018年時点で公共安全機関の保有するドローン910機のうちDJIのドローンは523機でトップシェアを占めている。
アメリカ海兵隊もDJIのドローンを使用している。
DJIは2017年にスウェーデンの光学機器メーカーであるハッセルブラッド社を買収している。