新戦艦まで来て、以前に試行錯誤を重ねてきた主砲配置は、3ないし4砲塔を前後に振り分けることで一応結論を見たといえる

ところがWW2の実例では、水平線上に敵を発見した時にはすでに射程距離内
射撃を開始するが命中は期待しにくいので、距離を詰めに行くのでサマールのように前部主砲だけで撃つことになる
またはスリガオのように待ち伏せされる場合も前しか撃てない

撃たれる側も、全長を敵に晒すよりも、全幅を見せるだけの方が圧倒的に的が小さい
光学の弾着観測は、まず左右の弾着誤差をなくして水柱と目標を重ねないと弾着の遠近が判定できないので、命中までの時間が圧倒的に違ってくる

一方、前部主砲も後方射界があるので、後部主砲は真後ろに撃つ時にしか意味を持たない
例えば9門艦が真後ろに3門で撃つとき公算射撃は成り立たない
G3N3の配置も、主砲の前部集中は無理だけど、後部主砲はいらないから最も艦幅の広い中央部に砲塔を持ってくれば弾薬庫の前後長さを節約できるという発想
一概に変態と切り捨てられない

WW2の先駆を反映した戦艦が作られたとすれば、全門で前方を撃てるようになったと思う
4連装砲塔のデメリットが機構の不安定さであれば、初期の3連装砲塔がそうであったようにいずれは解決される問題
ライオンの戦後デザインも16インチ2砲塔を前部のみという案だったし

まあ全ては妄想でしかないのだが、現代艦も1門しかない艦砲をどこに装備してるかといえば最前部
艦砲のような短射程武器の命中範囲に自艦を持って行こうとすると、やはり前部にあった方がやりやすい
かつてのペリー級のように中部に装備するデザインは見かけなくなった、よね?
(現代艦には疎い)