飛翔時間の長い戦艦主砲の場合、風や空気密度などランダムな外力に晒される時間が長い
これに抵抗する弾丸の運動エネルギーの要素は質量と速度だが、速度は空気抵抗で維持できない
同じ16インチでも、高初速の軽い91式徹甲弾は、3万メートル付近の撃速では、低初速の重い米マーク8を下回る

重量弾を高初速で撃ち出すのが良いに決まってるのだが砲塔機構から限界があり、初速と弾重のどちらをとるかという時、弾重を取った方が運動エネルギー、つまり弾道安定と命中威力から有利という話