>>625
> 「大きく作るより、小さく作る方が難しいんですよ。」じゃないけど、
> フランスの場合は大出力化より小型化に開発力を傾けてる感じだからなぁ。

ヨーロッパの戦闘機エンジンがアメリカと比べて小型で推力も小さいのは技術的な問題もあるのかも知れないが
それ以上にヨーロッパの場合、アメリカ(や日本)のように戦闘機に長大な航続距離を求める必要性に乏しいという理由じゃないかと
>>611への反論や批判を読んでいる間に気が付いた

つまり、どういうことかと言うと、対ロシア戦を想定してのヨーロッパ戦域は基本的に陸続きだから戦闘機に求められる航続性能は短い
ということは、搭載燃料も少なくて良いから戦闘機は小さく軽くできる
だったら、戦闘機のエンジンは小さく軽いことが重要であって推力はさほど大きくなくても良いことになる

実際、日本がF119と同等かそれ以上の戦闘機エンジンを必要とするのは長細い国土で周囲を海に囲まれているために
長大な航続性能がなければ防空すべき戦域に辿り着くことすらままならず何とか辿り着いても空戦したら海ポチャになってしまうからだ

そしてF-3にはF-22はおろかF-15をすらも上回る航続性能が求められ、その為には大量の燃料を積めねばならず、
その結果、大重量の機体に優れた運動性を与えるには大推力エンジンが不可欠だからだ

しかしヨーロッパの戦闘機にはF-3のような長大な航続性能は全く必要ない
島国のイギリスの戦闘機でさえもだ

だから大出力の戦闘機エンジンはヨーロッパでは必ずしも必要とされない
むしろ小型の戦闘機に見合ってエンジンも小型で軽量であることがヨーロッパでは求めれることになる