>>399
アメリカ海兵隊はLVTP-7でも105mm砲塔装備の火力支援型(LVTH-7)を構想したけど「これの先代(LVTH-6、LUTP-5の派生型)、役に立たなかったじゃん」というので計画段階でボツ。
LVTP-7が改良型のLVTP-7A1(AAV7)になったときにも主砲を低反動型105mm砲にしたM551戦車の砲塔載っけた火力支援型、LVTEX3っての試作したけど試作だけでボツ。

計画されるたびにボツるLVTP-7の後継車両もほぼ必ず火力支援型があったけど、どれも作られてない。

「じゃあ揚陸初期の近接火力支援はどうすんだ」ということになったが、それは強襲揚陸艦の戦力化が進んだことによって戦闘ヘリと垂直離着陸攻撃機(AV-8ね)が使えることになったので、これらに任せりゃいい、ってことになった。
そもそも「水陸両用装甲車って必要なのか?これからはヘリによる強襲揚陸の時代だろ」っていう流れだったので。

でもなんだかんだで水陸両用装甲車は残り、「今週のビックリドッキリメカ」みたいな可変高速水陸両用装甲車が開発されて結局「こんな高くて複雑なのはいらん」でこれもボツり、今でもAAV7が使われているけど。

大陸中国の海兵隊はまだまだ航空強襲揚陸戦力の整備は不十分なので、火力支援型の水陸両用装甲車を充実させてるのはそれが大きい。