銃身長が短い割りに威力を求めて薬量多い弾薬使うと弾頭が銃口離脱する時点でも
銃身腔内が高圧だから弾頭が振れ易くなるからねえ。射撃精度が悪化し易い。

その対策としてM4なんかは、従来より速燃性の火薬に変更し弾頭加速初期で高圧になるようにし
反対に弾頭の銃口離脱時に腔内圧力が低下するような対策してたはず。
その反面、薬室付近が従来より高圧に晒されるのでバレル根本辺りの肉厚を厚くする必要がある。

丁度、62式や64式の開発で当時の7.62mmNATO弾が、従来の30−06相当の威力を
短い薬莢長で実現しようと新開発の火薬を使用したせいで薬室付近の剛性不足で
想定以上の高圧から薬室膨張が起こり膨らんだ薬莢がスプリングバックした薬室に貼り付く
トラブルが出て豊和が薬室の肉厚増して貼り付き対策に成功した逸話は、有名だよね。
ちなみに62式は、と言えば・・・高圧カートリッジ化は、銃側に負担が高くなる。
短いバレルで射撃精度出すには、弾頭銃口離脱時に燃焼圧が低下してる必要性がある。
その為に燃焼圧が急激に上がって低下する速燃性火薬を用いると薬室付近の肉厚が必要になる。