赤軍の57ミリ砲と英軍の6ポンド砲は同じ口径ということもあって
どっちが優れてるか激論になってるが

ロシア人は57長砲身が優れてるといい、イギリス人は6ポンド砲が
短い砲身だが質のいい鋼材のため強装弾にたえる、ロシア製の57ミリは
砲身の鋼の質悪いため強度に劣ると

じっさい設計者のグラビンは質の悪い再生の鋳鋼を各所に多用する方針で
それでも長砲身57はコストが高くって途切れながら苦労して供給していた

スターリンの122砲身も竹のように割れてる写真もみる
虎の直撃で折れたというが、砲身が破裂してしまうケースもあったのでは

T-34初期型はグラビンによると長い76ミリ砲をつけたかったが、戦車人民委員
が砲身が地面を掘り返すと懸念してかってに短砲身に切り詰めたと
(戦車委員の副代表はKV重戦車のコーチン技師で事実上は彼の意向でもあった)
グラビン回顧録で不満を漏らしてる
ただし短い76ミリ砲は低圧砲のためコストが安く、粗悪な鋳鋼品がふんだんに使え
戦時の量産には大正解であったようだ