>>279
> で、金属工学の分野は何だかんだ言って、基礎工学の蓄積が不可欠な訳で、

そうそう
明治になって漸く自然科学の近代的な手法を受け入れてスタートした日本にとってもその分野の蓄積には時間を要したからねえ

日本だってノーベル賞の自然科学系3賞の受賞の中では材料科学の一分野である化学賞が一番遅かったからな
理論物理ならば湯川秀樹や朝永振一郎と非常に早くから受賞者が出たのに物理賞でも実験系の物性物理は未だに日本人はゼロ
ノーベル賞じゃないが数学のフィールズ賞だって戦後早い時期に小平さんが受賞したのにさ

また化学賞でも理論系の福井さん(フロンティア電子軌道論ね)でなくて新しい物質の合成という実験系での受賞となると
電導性高分子の白川さんまで待たなくてはならなかったし

ノーベル医学生理学賞も日本人ということだけ(利根川さんね)でなく日本での研究となれば山中さんなので化学賞よりも更に遅いということになるが
ノーベル医学生理学賞の受賞者を選考しているスウェーデンのカロリンヌ医科大学の連中に人種差別意識がなければ
大昔に北里さんが受賞してただろうし、少なくとも山極氏はガンの人工発生で間違いなく受賞できたはずなんだよな
(山極氏に出さずに寄生虫による人工発生に成功したというイカサマに医学賞を出したのは自然科学系ノーベル3賞の歴史の中でも有数の黒歴史の一つw)