アメリカの対日侵攻プランは、時代ごとに変化が大きい

WW1終結前までは、西海岸からハワイ経由でフィリピン奪還に向かうとしても、ハワイより東にはグアムしか米国領土がなく補給面で問題あり

ベルサイユ条約でドイツ領諸島が日本委任統治領になると、対日戦争中ならこれら島々を占領して補給基地にできる
具体的には、エニウェトクとトラックを占領して補給基地化したあとでフィリピン救援に向かう
時間はかかるが渡洋作戦が現実的になる

ところが、フィリピン陥落を座視せず、陥落前に無寄港でマニラに到達すべきという好戦派が提唱したのが>381氏のいう5,000マイル通し切符作戦(O−3)
ただしこれは1925年のプランなので、時期としてはレキシントン級の空母改装が決定済

委任統治領に上陸して補給基地化するプランでは、トラックあたりまでの日本艦隊主力の出撃は予想しておらず、小艦艇の妨害を排除できれば良かった

なので、巡戦レキシントン級の活用方法としては、島嶼占領前後、小艦艇の妨害を排除して周辺制海権を確保することがまずある
そして、そのあとの日本近海での艦隊決戦で、日重巡艦隊との前哨戦に必勝する役割といったところかな