戦艦は5度傾斜したら主砲の揚弾ができなくなって、高角砲と機銃しか撃てない駆逐艦並みの戦力になる
浮いてるだけじゃなくて傾斜を5度以内に保つのが戦艦への要求レベル
沈まないより先に傾かないことが大事

そのためには両舷の重量バランスが必要で、破壊される区画に元から燃料があり海水に置き換わるだけの液層防御に利点がある

とはいっても追加浸水はあるので傾斜修正のための反対舷注水は液層防御でも避けられないが、純増した浸水の分だけ注水すれば良く、予備浮力喪失も少ない

空層だと、破壊された区画は必ず全浸水するため傾斜しやすく、回復には同じ重さの反対舷注水が必要なので、予備浮力喪失のペースも大きい

また燃料やバラスト水の注排水を平時にも行っている舷側燃料タンクは、既存配管を緊急時にも使える