布マスク1枚でも「炎上」しない国 スピード感に驚いた (朝日 5/20)

4月3日のことだった。テレビ画面で、シンガポールのリー・シェンロン首相が演説していた。 「全家庭に、再利用できるマスクを配布します」。
外出時のマスク着用を勧め、ひとり1枚の「布マスク」を配るという発表だった。

赴任のためシンガポールに入国し、14日間の隔離で滞在していたホテルでテレビを見ていた私は、思わず腰を浮かした。
「症状がなければマスクはいらない」という対応からの、突然の方針転換だったからだ。 しかも布マスク。
日本ではその2日前に1世帯あたり2枚の布マスクの配布が発表され、賛否両論を巻き起こしていた。(後略)
https://www.asahi.com/articles/ASN5L4258N5FUHBI00X.html

そもそもシンガポールは日本とは比べ物にならんぐらい狭苦しい文字通りの都市国家で、政府による国民への統制や管理も
桁違いに厳しい国なのだから、国民へのマスクの配布が早いのも当たり前なら、政府の唐突な方針転換に国民の猛烈な
突き上げが起きないのも当然の事なんですがね。

しかもシンガポールは国家が管理しにくい低所得者外国人労働者のコロニーで大規模な感染連鎖を起こし、人口比で言えば
日本を遥かに上回る感染者数を出しているのですが。