KF-Xを払うお金ないというインドネシア、もっと高い米輸送機に目なぜ
https://news.joins.com/article/23819097

韓国型次世代戦闘機(KFX)の共同投資・開発国であるインドネシアが、米国の垂直離着陸輸送機
MV22オスプレイを導入する計画であることが分かった。
予算不足を理由にKF-X事業分担金の支給を先送りしながらも、これ以上の費用がかかる最先端兵器
の導入には積極的な姿勢だ。

米国防総省傘下の国防安全保障協力局(DSCA)は6日(現地時間)、「オスプレイ8台をインドネシア
に対外軍事販売(FMS)方式で販売する計画を承認した」と発表した。
FMSは、兵器取引の際に行われる国家間の保証契約であり、技術の流出を防止し、後続の軍需支援を
容易にするメリットがある。

DSCAによると、今回の承認の取引額は計20億ドル(2兆4000億ウォン)に上るものと試算される。
M-240D・GAU21機関銃など各種武装はもちろん、技術支援と人員訓練費用の両方を合わせた金額だ。

業界関係者は「インドネシアが2兆4000億ウォン(約1800億円)を投じてオスプレイを購入するという
のは常識に合わない」とし、「オスプレイは現存の最高価ヘリの一つである上、整備費用も大きいため、
米国を除けば世界で日本程度が導入を進めている」と語った。

インドネシアがKF-X分担禁止を延期する間、他国の先端兵器の導入に関心を示しましたのは今回だけ。

今年3月、インドネシアのサッティとヒュトレンゴーノ国防次官は外国メディアとのインタビューで、
「米国とFMS方式を通じ、F35を購入する案を考慮している」と述べた。
インドネシアは、米ロッキードマーティン社のF16V戦闘機約32機の購入計画も推進している。

今年1月には、インドネシアがフランスのダッソのラファル戦闘機48機、DCNSのスコルペン級潜水艦4隻、
ウィンド級(2500トン級)コルベット哨戒艦2隻の購入を希望しているという外信の報道もあった。
ラファル戦闘機は1機当たりの価格が1500億ウォンに達する。

韓国政府の関係者は「インドネシアとKF−X分担金の支給をめぐり、地道に協議を進めている」と述べた。