>>101

脚の長さはボーイング機共通の問題だから、それも一因だが、もともとJT8Dを付けていた翼に高バイパスターボファンを付ける訳だから、CGとか翼強度は大いに関係ある。
というか、パイロン式でエンジンを付けるとそれが一番の大問題。
川崎C-1ではそれを確認するために何度も風洞試験を繰り返して位置を決定している。
パイロン式の場合、それが境界層板やマスバランスを兼ねているから、エンジン搭載位置がその飛行機の命運を決めると言っても過言ではない。
鳥養先生がボーイングB-47 で解説しているのでお持ちの方は読むといいと思うが、とにかく、737MAXの問題は『古い革袋に新しい酒』に限界が着たらどうなるか、という事例でしょう。

で、スレタイのF-15EXに戻せば、それが軍用機で起きたらどうなるか?という意味でも、色々チャレンジングな事業ではあるね。

だから3VボマーはB-47の情報があったにも関わらずパイロン式を採らなかったし、ツポレフTu-16ではインテークダクトが長くなるという弊害を承知で主桁の後ろにエンジンを置くという双発式を選択した。