第二次世界大戦後、戦艦ヴァンガードやウースター級やスヴェルドロフ級のような少数の例外を除き、
各国は軽巡以上の大型砲戦艦艇の建造を止めてしまい、新規建造は空母か対空・対潜に特化した駆逐艦・フリゲートで占められました
しかし、大戦終結から艦対艦ミサイルの普及までにはソ連でも約10年、西側では約20年の時間を必要としています
この砲戦艦艇建造停止〜SSM登場の間の時代において、各国海軍は艦対艦戦闘をどう行うつもりでいたのでしょうか?
出せるならば空母を対艦戦闘の基幹に据えるでしょうが、空母保有国でも常に空母を投入できるとは限りませんし、空母を持たない国の方が圧倒的に多いでしょう
そうなると駆逐艦やフリゲートしか無い訳ですが、砲装が最大でも5インチ砲、
主砲が対空特化の3インチ砲の艦も多い中で、SSM無しでどう対艦戦闘を行うのかイメージが湧きません
「接近して3インチ砲で殴り合いながら、対潜用である短魚雷を無理矢理転用して対水上艦雷撃のチャンスを伺う」という、
大戦中にもし護衛駆逐艦同士が遭遇したら起きていたような、昔ながらの砲雷撃戦から何も変わっていない光景が展開されるのでしょうか?