>>568

飛鳥やAn-72とPS/US-1,US-2とではSTOLを実現する手法が全く違う。
飛鳥やAn-72(とYC-14)はUSB方式と呼ばれるコアンダ効果を利用した方法。

PS/US-1、US-2は大きなスロテッドフラップ+BLC(吹き出しフラップ)を使った方法。

この辺りは世界の傑作機のFi156の鳥養さんの解説などを参考にするといいが、STOL機の離着陸制限は機体の重量とかによる側面が大きい。
STOL機というのは大降下角でギューッ、ズドンという降り方をする飛行機なので、着陸重量が運用制限を決める。

ちなみにBLCフラップを使って着陸速度を下げているF-4ファントムではその時のエネルギーを主脚を若干斜め前に出すことで、着陸時のショックを逃がす設計になっている。
こうすることで着陸(着艦時)の制動距離を短くしているのだ。

単純にSTOL機といっても、使われ方によるとしか言いようがないところもあるので、そのあたりは個々人で調べてみると面白い。

そして、こういう掲示板にネタを投下できるようになったら立派なミリオタである(爆)