>>474
>ビスマルク、シャルンホルスト、霧島でさえ轟沈ではなかった

そう。距離が近すぎると砲弾は水平に近い弾道で当たるから、戦艦の船体下部に設置されてある火薬庫は案外安全。

シャルンホルスト(31,850t)・北岬沖海戦の例でみると

英戦艦デューク・オブ・ヨークは11950ヤードで砲撃開始。近距離のため独艦の被害は主に上部。

独艦は高速で離脱したため両艦の距離が開く。19000ヤード以上の距離にまで引き離されたとき
英14インチ砲弾一発が機関部上部に直撃。
砲弾は上甲板を突き抜け機関室を破壊し独艦の速度は10ノット程度に低下。 

距離が開きすぎたため英戦艦は射撃中止。その後、独艦の速度低下により追いつく。

デューク・オブ・ヨークは10400ヤードまで接近したとき射撃再開。シャルンホルストは多数の砲弾と魚雷により沈没。

ドイツ側からみると、至近距離からの多数の砲弾により上部構造物に大損害。
英14インチ砲弾は舷側の350ミリ装甲を貫通できず、船体下部の防御区画内は案外平穏だった。船体の被害は主に魚雷。