>>847
それもまだ違う
『孫子兵法』は自分の能力を示す仕官を求める文書で、どちらというとジョミニの『戦争概論』に近い性質の物
『戦争論』のような学術論文的な文書ではない

『孫子兵法』の内容は基本的には侵攻側に立って戦を勝つ方法で、軍事研究にはそう珍しくない
クラウゼヴィッツと違って「戦争とはなんだ」など頭おかしい問題を探究していない
単に孫子は天才だから時代を超える戦の哲学の境地に入っただけ
剣術を語るが剣術の範疇を超える日本の『兵法家伝書』や『五輪書』などに近い

実用性はともかく『戦争論』は頭おかしいクラウゼヴィッツこそ書ける名作は間違いではないと思う
しかし「戦争とはなんだ」など問題は分からなくても戦える
実用には九九を分かればよろしいので数学原理は重要ではないに近い感覚ともいえる