>>328の続き
以上により、

「浦田大尉機の未帰還あるいは通信途絶状況」に関する重要情報は、

ショートランド基地、横浜航空隊司令部、第25航空戦隊司令部、第八通信隊等の何処かで、
情報の報告処理等が滞留や見落とし、ないしは
通信の伝達不備、通信環境悪化等が発生した可能性があり、

「結果としては残念ながら、有効な情報とは成り得なかった」

のではないかと、私は推測しています。


恐らく、5月5日2100電の浦田大尉機の未帰還事実判明以降、
関係各所は情報の把握や状況の精査で混乱したのでしょうが、
>>323での

横浜空山口大尉機の「5月6日0800、敵艦隊発見電」

で、取り敢えずは致命的な失策を免れたのだと、私は考えます。

(25Sf戦時日誌の令達報告等の部では、浦田大尉機未帰還電の次に、
上記敵の山口大尉機の艦隊発見電が掲載されています。)