>>472の続き

索敵機を出していれば、米空母を発見できたかもしれませんが、
それは結果論に過ぎず、

クラウゼヴィッツの言う「蓋然性の法則」に従えば、
360浬先を20ノットで逃げる敵の捕捉を”見込み無し”と判断したことは、

「すなわち敵対する双方は、互いに相手方の性格、施設、状態、事情に
立脚し、蓋然性の法則に従って、相手側の行動を察知し、これに対応して
自己のとるべき行動を決めねばならないのである」
                        (『戦争論』淡徳三郎/訳)p29

教科書通り、と言えるでしょう。