>>5の続き

「私たち軍人が戦史を研究する態度は、歴史家が戦史と取り組む
態度と同一であってはならない。

歴史家のそれは事実の究明であって、出来得る限りの正しい事実を
後世に残すためである。

軍人たる我々の態度は、ひとつの戦史の研究を通じて、
将来の戦略、戦術なり、軍備計画なり、国防方針なりに反映させる
参考資料を得るためでなければならない」
          (『海軍航空隊始末記〜発進編』源田実/著)p65