>>437
 試製徹甲弾甲及び乙の断面図を見ると、風帽の次は平頭の「弾頭」で材質は通常弾特殊鋼とありますが、
その弾頭の奥に信管が組み込まれているように書かれています。信管付き弾頭を弾体に組み合わせているように見えます。
 因みに甲が炸薬170g、乙187g、信管は艦一面二一五五七の試製信管第二案とのことです。

 8cm砲一式徹甲弾の弾道図では海面弾着後0.1〜0.15秒あたりで弾道が実線から破線に変わっているので海面で信管が作動してこの辺りで炸裂することを示しているように思います。
 この一式徹甲弾の跳弾限界が2度45分。
20糎砲の九一式徹甲弾2度40分とほぼ同等の水中性能を持っていることがわかります。