あと上の歴史群像の記事について気になるところは

・戦前の演習標的は16ノットと低速だから当てにならない、というが戦前の米戦艦は最高速21ノット、砲戦時は十数ノット程度なので実は適切

・標的艦(摂津)を作ったものの(戦艦の演習に使用すると)標的艦を失う可能性が高く充分使えなかった
 とあるが、戦艦の巨弾が当たれば一発で破壊されるのでそもそも使わない

・命中率3%も5%も、どちらも当たらない、というが、日本海海戦でロシア艦隊の命中率は2パーセント、日本は3パーセント。
 僅かな数字の違いに見えて、砲戦を続けていくと大差が生じるもの。基本的な事柄が分かってない
 h ttp://decchama.blogspot.jp/2010/09/blog-post_12.html

・長門の測距誤差は距離2万mで2100m、と記事には有るが長門の訓練での測距誤差は同距離で300m前後(艦砲射撃の歴史)。(資料の誤読だろうか?)

・海戦時に金剛の弾庫員が熱射病で倒れるなど、いくつかのトラブルを挙げているがトラブルはどこの海軍でも起きうる。(公平さに欠ける?)

記事を読んでみると筆者の砲術に関する理解度は、ここの人と大差ないかな