大和やモンタナの場合、条約の縛りこそ無かったものの、造船設備面での限界があって、それに伴う
妥協があった。

大和型は長崎の造船台で造れる船体寸法に収める必要があったし、モンタナは当時のニューヨーク海軍工廠
で建造可能な水線長274m以下にしなきゃいけなかった。
双方とも30ノットかそれ以上の初期案が出ながらも最後は27、8ノットまで妥協。

大和型の喫水は損傷して喫水が2mほど増加して帰ってきても、そのままドックに入れられるよう、満載10.8mに抑えられた。