中国の増強と米国の減衰がミックスして中国海軍が米国海軍を凌ぐのは時間の問題かもとのこと


https://grandfleet.info/china-related/chinese-navy-commissions-type-055-destroyer-no-3/

中国海軍は駆逐艦「Type052C(蘭州級)」や「Type052D(昆明級)」の開発過程で米海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦の模倣を終え、
その後継艦として開発された「Type055」はタイコンデロガ級巡洋艦に匹敵する大きさと垂直発射装置(計112セル)を備えており、
一新されたセンサー群は3種類の異なる周波数帯(S/C/X)を同時に使用して脅威を検知するため性能的にAN/SPY-1と同等もしくは上回っている可能性もあるらしい。

さらに2種類の艦対空ミサイルのHHQ-9A(長射程・低空目標は苦手)とHQ-16(中射程・低空目標が得意)の実用化で中国海軍の宿願であった艦隊防空の多層化が達成されており、
今後編成される空母打撃群に必要不可欠な存在で2020年1月に1番艦「南昌」、2020年12月に2番艦「大連」、2021年3月に3番艦「ラサ」が就役、残り5隻(進水済み)も2023年末までに就役する予定だ。

計画中の第2バッチ(計8隻)と合わせると中国海軍は2020年台中に16隻のType055を海に浮かべる計算で、
フェーズドアレイ・アンテナと垂直発射装置を備え「中華イージス」と呼ばれるType052C×6隻やType052D×17隻(残り8隻も2022年までに就役予定)まで含めれば中国海軍の近代的な駆逐艦は49隻まで増えるため米国の68隻に迫る勢いだ。

米海軍は2025年までにアーレイ・バーク級駆逐艦フライトIIIを12隻発注するはずだったのだが
コロンビア級原潜の建造予算を確保するため削減され8隻発注に留まり、
オーバーホールが予定されていた耐用年数を迎えるフライトI仕様の21隻もフライトIII建造を優先するためオーバーホールをキャンセルする方針で
無人航空機(UAV)を運用するプラットフォームとして活用できないか検討中だと報じられている。

つまり米海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦は2030年台に突入すると68隻+8隻−21隻=55隻(+タイコンデロガ級巡洋艦)まで規模が縮小するという意味だ。