>>588
対戦車ロケット/無反動砲であるAT4CSの事であれば、カウンターマスの形成・制御が主目的と推測されます。

AT4CSは発射筒外周に塩水を配し、発射時に生じる熱によって塩水を蒸気爆発させ、その圧力で後面から水と水蒸気を放出することでカウンターマスとする作りになっています。
蒸気爆発については、ある種の水溶液は純水よりも爆発形成を促進させる事が知られており、その性質を用いて 早期に小爆発させることで爆発規模を抑制する・全体爆発を生じさせない といった技法が一般化しています。この水溶液には一般的には塩が用いられ、濃度を調整する事で爆発を調整できます。
AT4CSは、早期爆発化により タイムラグ縮減 圧力低下による簡素化・軽量化などを図ってるのだと考えます