>7.62mmと20mmチェインガン装甲車

側から見ると、
予算不足の割に、装備の使い勝手と共同規格を考慮しなく、先進的と思われる独自技術と規格を導入して単価高騰と配備数不足を招くのは陸自装備開発の悪癖。
先進国の拘りなのかもしれないが、使い勝手は微妙、配備率は悲惨の装備が多く、悪影響が長らく尾を引くケースが散見される。
そのため、実性能は微妙の軽装甲機動車さえ陸自の装備としては極めて成功な部類と言える。
もっと「枯れた技術の水平思考」的な装備を作ってもいいじゃないか?

具体的に言うと、実績ある輸入汎用機関銃で済ませる問題に、例を見ない7.62mmチェインガンを使う必要はあまりないと思う。
そもそも弾薬の問題が解決されてない。
国産7.62mm減装弾と使用銃器の運用をやめて、本来のNATO弾と銃器を導入すべきだ。

20mm機関砲に関しては兵站上はほぼバルガン砲の20×102mm弾一択、しかしこの弾薬の貫通力は少々微妙で、弾薬代が高い割に対地に関しては50口径機関銃とそんなに差はない。
バルガン砲は重量と射速的に対地に不向きで、APCやソフトスキン車両の武装には適さない。
陸用の20×102mm単装機関砲なくはないが、日本には現物がない。わざわざ20mmチェインガンを作ってもコストは30mmと大差ないので、素直にIFV型用の30や40mmを買うべきだ。
APCとソフトスキン車両には50口径で事足りる、50口径が死なないにはちゃんとした理由がある。

榴弾火力欲しいなら米軍弾薬を使える40mmAGLを使うべき。
専用弾はもうやめよう、戦時兵站を圧迫するのでヤバイ。
日米安保がある限りに独自弾薬規格のメリットはないと断言できる。