日本海軍が当時実用化していた見張り電探は円形ディスプレイに探知目標が輝点で表示されるのPPIスコープではなく、オシログラフのような波形で反射波がピークとして表示されるAスコープ方式だった
距離や方角などを測定するためには電探をどちらに向けるかいちいち指示しなければならず、表示画面から数値を読み取るのも経験と勘が必要という不便なものだった
真空管やらトランスやらの固まりだから電力食うわ放熱で電探室はサウナになるわクソ重いわ故障しやすいわで扱いにくい代物でもあった
よほど先見の明があって技術進歩に確信と理解がないと「こんなもんは使えん」という意見になってしまうだろう