船団は空襲前日の朝方には哨戒圏に入る
攻撃半径300浬として、午後には空母部隊同士、彼我ともに攻撃半径内に入る可能性が高い
もし敵空母の演習海域がミッドウェー寄りの位置なら、午前中から危険がある
しかもそれ以前にはAL作戦で敵の哨戒圏に空母が入るから、敵空母を一旦北東に誘引してしまう
AL作戦で敵空母が出撃、その後MIの船団発見で日本側の意図が暴露
暗号解読以前にわざわざ敵空母との交戦を意図してバレる作戦。これは意図的なのだろうけど

それなら船団は夜間のうちに反転して敵を欺き、空襲部隊がせめて1日間くらいは空襲計画を臨機応変にできるよう配慮するべきだった

海戦の敗因は暗号解読とかではなく、艦隊決戦のために敢えて敵空母を誘引してるのに
上陸日時を固定してしまい、攻略作戦に足を引っ張られながら空母部隊が行動する稚拙さが原因
しかも潜水艦の警戒線は間に合わず、二式飛行艇による、空襲部隊東側の索敵もなし
空襲部隊、一航艦は孤立無援だった

とはいえ上の決めたことなので一航艦としては、こうした縛りの中で作戦せざるを得ない
ノーミスで完遂しないと後世に無能呼ばわりされてしまうのは気の毒だけど
いくつか指揮の面で指摘されるべき点はある