まあ大きな組織で管理職してる人は南雲中将のことを擁護したくもなるだろうから
今のうちに批判的なことは書いておこうかと
巷のやっすい文庫本のみならずとも、一航艦の決断の背景というのが無視され続けてきたのは確かなので
例えば防研が出した結論は、南雲艦隊は四空母の艦攻で基地攻撃、待機は艦爆、敵空母の撃沈は余力で行うべきだったというもので
これだと、敵空母が最大で現れうる三隻の場合、一度には撃沈できない
当日の午前中に四空母のうち一隻は無事で追撃可能でないと一隻たりとも敵空母を撃沈できない
確実に上の意向としてあった敵の大型艦撃沈で日本海海戦のような衝撃、というのは確実性が低い計画
大きな組織で働いたことのある人には「そんな反則ありなのかよ」と思う人も多いでしょう
ギリギリの計算をして艦攻を待機に回し、その結果、わずか1個中隊の差配が結果として悪かった
とはいえ、一航艦司令部が爆撃に無知だからやった配置ではない
ミッドウェーの前のトリンコマレー攻撃で防研の言った通りの攻撃をやってるから
「そんなことはわかってるんだよ!」
公刊戦史までもが艦攻を減らして賭けに出た背景を見ずに「上層部の意向なんて無視しても勝ちゃあいいだろ」
それで司令官の評価を決められるのか?と思うのは確かにありますよ
索敵についても量より質を取った割には雲上飛行をした機があり、ケチがついた
これも元をただせば、空母撃沈の確実を期するため、司令部の精神を注入しやすい母艦航空隊の艦攻隊を回さなかったから……
南雲忠一中将を再評価するスレ(女)
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336名無し三等兵
2021/08/08(日) 20:46:48.00ID:CqGkiTca■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
