>>492の続き

今年4月に亡くなられた赤崎勇博士は、青色発光ダイオードの発明で
ノーベル物理学賞を受賞されていますが、手記を読んでとても感銘を
受けたことを覚えています。

若い頃に松下電器(パナソニック)で青色LEDの研究をしていた時、
全然ものにならなくて、6年間ひとつの論文も書けなかった時期がある。
論文を発表することは義務ではなかったが、研究者としてとても苦しかったと。

小泉政権時の国立大学法人化の影響で、国立大学の予算が年々削られ、
その結果大学の人件費が減らされ、ポストドクターの若手研究者が
1年契約の派遣社員のような仕事をしていると聞くと、残念でなりません。