>>669の続き

言う間でもなく、作戦行動中の無線封止は基本中の基本であり、
奇襲を企図しているのに、敵に傍受されてしまったら、
作戦を根底から覆すことにもなりかねません。

しかし、霧が晴れるのを待って変針するとなると、
5日朝のミッドウエー島空襲に間に合わなくなるかもしれない。

ただでさえ出撃が一日遅れて、輸送船団が危険にさらされる情況なのに
さらに攻撃日程を遅らせては、それこそ作戦全体に重大な影響を及ぼすかも。

そう考えて、南雲長官はやむを得ず電波を出したのです。