>>734の続き

南雲長官にとって大事なこととは、ミッドウェー島空襲日程であり、
フレッチャー少将にとってのそれは、空母任務部隊の合同だった。

日本側は6月4日に船団が敵哨戒圏に入り、発見攻撃される公算大である。
ただでさえ出撃を一日遅らせている機動部隊にとって、これ以上の遅延は
絶対に避けなければならない。

アメリカ側は”無敵艦隊”の現代神話を築きつつあるナグモタスクフォースに
対抗するには、空母兵力をかき集めて側背から奇襲を仕掛け、一発逆転を
狙うしかない。