>>955
不可能だったら、「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」という格言も生まれないんでないかな?

たとえば馬上で槍を振り回しながら敵の足軽を蹴散らし突撃…なんてのは可能・不可能以前に戦法として非現実的ではあろう。
(近代以降で例えれば、歩兵の援護を得ない戦車が猪突猛進するようなもんだし)

ただ、乗馬した武士がアイポイントの高さを利用し、個人防御用の槍を構えつつ指揮統制を行う、ってスタイルだと一気に現実味が増す。
さらに、その長槍ゆえに機動性が損なわれている足軽の槍隊に対し、機動性の優越を活かした迂回進撃による陽動、弓を使った攻撃も加えれば、
攻撃的運用としての合理性も成り立つ。
(それに対する戦力は、近代以降の対戦車砲など歩兵直協野砲や歩兵携行ロケット弾、ATMに相当する足軽の弓隊だろうし、その整備を敵に強いるわけだ)

結局、戦争ってのは「ジャンケン」の延長に過ぎない以上、相手が苦手とする戦力の整備は可能な限り行われるべき、という原則からすりゃ、
普通に「戦国騎馬武者はあってしかるべき」だと思うよ。