>>839
対空ドクトリンの違いについては工業力は関係ない 戦前の米海軍は帝国海軍以上に貧乏だったからな
20年代の米海軍で対空ドクトリンは弾幕射撃で日本やイギリスと大差なかった ところが米海軍で考案されて注力していた急降下爆撃は弾幕射撃では阻止出来ないのではと言う意見が出ていた
そこで新たに必中ドクトリンを採用する事になったのが37年 そしてこの時に急降下爆撃に対抗するためのMk.37と対空射撃訓練用の無線操縦ドローンの開発が始まった
39年にドローンを使った対空射撃演習が初めて実施されたが艦隊からドクトリンに対する疑問が提出されるぐらい絶望的に当たらない事がわかった 帝国海軍がミッドウェーでこの事実に気づく3年前だ
翌40年に英海軍がノルウェーで独空軍のスーツカーと対戦して同様にHACSでは全く対抗できない事が判明した。参戦した武官の報告から俗にキングレポートとして知られる対空ドクトリン改善についてのレポートが提出される
これらの努力でMk.37の性能が目標に届くようになったのは41年から42年にかけてであってギリギリ間に合ったんだ