ティーガーは突破戦車として開発されたが、配備が始まったころには既に戦局はドイツ不利に傾いていた
1943年夏のツィタデレ作戦が攻勢作戦としてはほとんど唯一のもので、残りは防衛・救援作戦だった
ティーガーを装備する部隊は前線を突破してきた敵を撃退するいわば「火消部隊」の役割を担っていたが、防衛作戦においては機動力がそれほど必要とされないため、鈍重な機動力と壊れやすい駆動系という弱点がカバーされ、ティーガーの装甲と火力が有効に働く結果となった