グレートホワイトフリートは日露戦争後だからデヴァステーションやロイヤルソヴェリンよりずっと後の戦艦

デヴァステーション1873就役、1907除籍
ロイヤルソヴェリン1892就役、1909除籍
日露戦争1904〜1905
グレートホワイトフリート世界周航1907〜1909
グレートホワイトフリートで最も古い艦キアサージ1900就役

で当時の戦艦の外洋航行能力に足りてなかったのは航続力ではなく乾舷の高さ
初期の砲塔艦やそれより前のバーベット艦は主砲砲架(とその装甲)が無茶苦茶重くて(後の時代の戦艦より小さいので余計に負担だった)トップヘビーに成りやすくて搭載するために物凄く乾舷を低くしていた
波かぶって転覆の危機にさらされて落ち着いて巡洋出来るような艦ではなかった、いわゆる耐航性が低かった
戦艦の黎明期には、巨砲と重装甲なバーベットと船体装甲を持たせると外洋航行能力は諦めるか非常に限定的にせざるおえなかった、技術的に無理ゲーな稚拙な時代だったんですよ
史上初の装甲艦同士の海戦を勝ち抜いたモニターが後日高波かぶって転覆しあっけなく沈没したのが良い例
初期の装甲艦や戦艦は戦闘ではなく海難事故でけっこう失われてます

それと咸臨丸は戦艦より更に前の装甲艦が登場する数年前に出来た木造船なので全然そういう問題とは関係ありません