>>695の続き

レイトン少佐は、相当不審に思っていたようで、

「日本がなぜ広大な北太平洋に孤独な航跡を描いて進むソ連貨物船が
機動部隊と出会うと予言できるほど、正確にその進路とスピードを
知り得たのかはきわめて重大な問題である。

東京の軍令部がウリツキーの航海命令を簡単に入手することは
とてもありそうになかった。
そこでウリツキーの進路は、ソ連自身から日本に知らされた可能性が
出てくる。