ウクライナは2012年のテレビ番組の6割はロシア語
残り2割は両方で残りはウクライナ語だった


2020年 ゼレンスキー政権
ウクライナで十六日、ウクライナ語以外で書かれた広告を禁じる法が施行された。
出版物やテレビ番組、ネットサイトから街の手書き看板などすべてが対象。
ロシア語の影響力を排除する狙いだが、国民の三割はロシア語を母語としており、一部から反発が強まる恐れがある。
 商品・サービス情報をウクライナ語で記さない場合、最高六千八百フリブナ(約三万一千円)の罰金が科される。ただ欧州連合(EU)の公用語を使うメディアは外国語広告を認める。
 ウクライナでは国民の七割がウクライナ語を母語とする一方、バイリンガルを含めてロシア語を母語とする人も三割いる。
歴史的にポーランドなどの影響下にあった西部はウクライナ語、東部や南部はロシア語が優勢だ。
東部では親ロシア派勢力が一部地域を一四年から実効支配し、政府軍とにらみ合いが続く。
今回の法改正が、ロシア系住民の反発を招く可能性がある。ウクライナ語とロシア語は文法や語彙(ごい)に共通点が多く、ウクライナを支配したロシア帝国や旧ソ連によってウクライナ語の発展が妨げられたとの主張もある。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/26601