>>568
中世ではないが、むしろ近代そのものの発想だろう。
近代ロシアに通底する領土の拡大欲求は、マニフェストディストニーのロシア版。
アメリカはさらに米墨戦争で、カリフォルニアをメキシコ領土からアメリカは奪った。

二次大戦後、民族の独立紛争を除いては、
国境線の現状変更をしてはならないのが大原則となったが、
それをロシアは今やっている。

だがしかし、ロシアの主張としては、ソ連の崩壊はノーカウント。
連邦崩壊後も、CISという緩やかなつながりのあったロシアの勢力圏に、
現状変更を仕掛けてきたのは、アメリカとNATOでしょ。
そもそも、冷戦後の旧ソ連邦の国境の画定作業自体、議論が不十分だった。
ウクライナとの紳士協定に基づいて、ウクライナとの領土境界を、
過去の歴史的に見ても最大領土になるように署名してやったのに、
紳士協定を反故にするのは、何様のつもりだ。

そういう理屈で、プーチンは侵攻を正当化している。