>>267
沈む沈まないも重要だが、極端な話、転覆して上下反転して船底を上に浮いてることはできるが、もはや沈没船同様に死んでいる

生きているためには、たとえ浸水しても、機能発揮できる範囲に傾斜を抑えることが必要
戦艦でいえば5度傾くと主砲の揚弾薬ができなくなるので、死んだと言って良い

傾斜を5度以内に保つには、
①片舷を破られても非対称浸水しない内部構造
代表例としては機関部など大空間に縦隔壁を設けないことや、液層防御採用で追加浸水を最小化(舷側重油タンクが破られても燃料と海水の置き換わりで済み、追加浸水は空層分のみ)すること
もしくは、搭載数が多く相互に代替が効くボイラーを1缶1室の小部屋に入れて舷側に配置し、1軸1基で替えの効かない主機械は内部に配置するなど、機能喪失と浸水の極限を図ること
②それでも傾斜した時、まずは重量増なしに傾斜復元する燃料移送システムがあること、更に反対舷注水で傾斜復元できるための注水スペースがあること、それを可能にする配管とドレンシステムが装備されていること
③被害による浸水と反対舷注水をしても乾舷を確保できる予備浮力を備えていること
これが必要条件