>>83の続き
同書p261
「 資料により日時に若干の違いはあるが、当時クェゼリン(マーシャル諸島)に在った
第六艦隊(潜水艦部隊)の旗艦香取が六月二日夜敵機動部隊の空母と哨戒機との通信電波を捕捉し、
この通信電波に対し第六通信隊のクェゼリン、ウォッゼおよびヤルートの方位測定所が
連合方位測定を行った結果、精度は低かったが、敵空母の位置をミッドウェー島の
北北東170カイリと推定、六月四日午前一時緊急信をもってこれを所要の向きに打電した。
そしてこの情報の重要性を考え、同電報が東京通信隊から再放送されるのを確認したと、
当時の同艦隊通信参謀高橋勝一中佐は戦後の回想で述べている。」