>>11
ここは大事なところですね。
これまで”公平で客観的な視点”から南雲長官の作戦指導を検証してきましたが、
今回は、その逆をやります。
すなわち「主観的でかたよった視点」で評価するのです。

搭乗員たちが「うちの長官は、航空のこと何も分かっちゃいねぇ」
と思っているのなら、それがかたよった見方であったとしても”正解”なのです。

なぜなら、彼ら搭乗員たちを動かすのが南雲長官の仕事なのだから。

航空出身で熟練搭乗員もその腕を認める提督なら、喜んで命令に従うでしょう。
しかしそうではない南雲長官が、どのように彼らを統率しようとしたのか。
それをさぐっていこうとする試みです。