>>787の続き

ただし、軍令部が好き勝手にできたわけではなくて、
海軍軍令部条例には、
「海軍軍令部長は、国防用兵に関することを参画し、
親裁の後、これを海軍大臣に移す」

親裁とは天皇の裁可のことですから、
軍令部長が作戦のことについて、陛下に上奏し、許しを得たとしても、
すぐに実行できるのではなく、
海軍大臣にも話を通さないといけないと規定されている。

この「これを海軍大臣に移す」の部分を削除して、
軍令を完全に独立させることが軍令部の狙いでした。