戦車提供を巡る舞台裏、米国はドイツとの協調をスキップしようとした
https://grandfleet.info/european-region/behind-the-scenes-on-tank-supply-us-tried-to-skip-cooperation-with-germany/
ロイターは関係者の証言を交えて米国とドイツが戦車提供に至る舞台裏を報じており、
この内容を要約すると西側製の榴弾砲、自走砲、多連装ロケットシステム、防空システム、
歩兵戦闘車などのウクライナ提供は常に米国とドイツが協調して実施してきたが、
西側製戦車の提供についてだけは「ドイツがレオパルト2をウクライナに提供すべきだ」と米国が圧力を加え、
単独で戦車提供を行いたくないドイツは何度も「米国がエイブラムスの提供に応じればドイツもレオパルト2を出す」と抵抗。

独政府筋は「強力な兵器のウクライナ供給に関するステップを一緒に作ることは当初から決まりごとだったのに、
米国は戦車供給で我々との協調をスキップしようとした」と述べており、最終的にバイデン大統領が
「戦車提供を巡る米独の対立がウクライナ支援の協調性を台無しにする」と判断、時間がかかるものの
エイブラムスの提供に応じたというのが真相らしい。