>>695
流れというものを理解しないとな
大戦中の軍艦は戦前の計画に基づき整備されている
当初想定と実際の戦局には大きなギャップがあったという話

水偵搭載の甲型乙型潜水艦は条約切れ後のマルサン計画
水上高速の海大型と航続力の巡潜の利点を兼ね備えてる
あと丙型は艦首発射管8門の重雷装艦
この頃の計画艦は大和型、甲標的母艦、陽炎型、甲乙丙型潜水艦などいずれも漸減邀撃の艦隊決戦を想定した戦備
真珠湾監視と書いたように、艦隊決戦するには潜水艦が隠密に米艦隊の出航を見届ける必要があるから水偵搭載している

しかし搭載する零式小型水偵の配備は42年になってから
ミッドウェー後は第三艦隊創設で戦前型の艦隊決戦は放棄されてるので、実際に水偵搭載の潜水艦はわずか3隻になってる
米艦隊出撃監視じゃなくて、これから襲うシドニー港の夜間偵察とか、オレゴン州に焼夷弾を2発落としたりと脈絡無く戦局に応じた臨機応変な使われ方をしたという事
偵察力を活かした通商破壊でもやればまだ良かった

二式大艇がK作戦程度の1〜2機のなんちゃって爆撃にしか使われず、戦局で適任だったのは哨戒か輸送機だったのと同じ