ウクライナ戦争は幕引きに向かうのか(エドワード・ルトワック/産経)

https://www.sankei.com/article/20230718-WCSUILN6V5LLHJIG4U2H7WR72Y/

○米バイデン政権内部でウクライナ戦争を交渉で終結させる可能性ありとの認識

○ウクライナは反転攻勢で目立った成果を上げれず、一方で今後のNATO加盟の見通しが多少明るくなり、NATO入りを視野に幕引きに応じる可能性

○ロシアは作戦能力が向上し戦時体制がようやくできつつあるが、当初の戦争目的達成は不可能でインフレが深刻化し、プーチンも拡大と長期化は望んでいない

○アメリカはNATOの態勢強化を背景に安全保障戦略をインド太平洋に回帰させたい

○ただし、アメリカもウクライナもロシアに侵略の果実を与える結果は容認しない。

○中国は、最近、苦労して緑化した森林や緑地を再び農地に変え食料を増産している。これは台湾侵攻時の食料制裁を見越した可能性大

○アメリカは対中シフトの再構築を進める必要がある