GCAP発表までの機体設計に関する日英の進捗を報道された発表をベースに比較

MHI
2018年の事前評価
ttps://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11591426/www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/31/pdf/jizen_09_honbun.pdf
設計段階で解析モデルを用いて設計の妥当性を検証するというモデルデザイン手法の導入を明記
機体設計の妥当性を検証するモデル(DMU)の完成は2026年、2022年9月では
(モデル化はかなりの労力が伴う作業のため)デジタルツインのモデルはどこまで作り込むか検証して進めるという段階
ttps://www.jwing.net/news/45560
ttps://www.jwing.net/news/56878

BAE
2020年8月にテンペストの開発におけるデジタルツインとデジタルスレッドを発表
複数の機体形状モデルを設計してコンピュータシミュレーションで空力特性を分析したのち
シミュレータでパイロットが飛行テスト、さらにこれらのデータを元に3Dプリンタで模型を作って
マッハ2以上の風洞で試験をやって得られたデータで機体形状を改良する
デジタルスレッドについて工場をIndustry4.0化してデータツインで得られたデータを使ってシミュレーションして製造の効率化を図る
2023年6月にBAEがメディアを招いたGCAP進捗のプレゼンではRAFのパイロットによってシミュレータでの飛行テストを125回行ったと説明

会社の発表と責任者の実名インタビューの記事だけで見ると共同開発の発表までの機体設計の進捗では
三菱はBAEより5年以上遅れてて、三菱単独だと防衛省が提示した2027年に試作機地上試験という仮スケジュールには間に合わないし
GCAP発表の時点(2022年12月)で検証された設計はテンペストだけという事実がよく分かる